藤原直哉氏 令和5年3月 時事解説・時局分析 個人的メモ&動画書き起こし

はじめに

株式会社あえるば」が提供している、国際経済アナリストの藤原直哉氏が語る時局分析・時事解説(無料版)Youtube動画の個人的な備忘録です。

メモの内容は私の意見ではなく動画で語られている内容の要約である点を予めご了承ください。

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内容

1、世界で史上最大のバブル崩壊が進展している

・バブル崩壊は、常にその出口を見極めることが大切

世界中がバブル崩壊が進展している。風船が膨らんで弾けるので、借金ばかりになり金融だけではケリがつかない。今回は政府も外国も金を入れられないので借金を踏み倒すことになる。それは信用の崩壊を意味し、政治が崩壊し、人々は無秩序となる。どれだけ酷い無秩序になるか、その見通しを立てることが大事。大正バブルは戦争に行きついた。平成バブルは日本がアメリカに乗っ取られるのが出口だった。今回はDSの崩壊は、王族、宗教団体などでありこれらの債権者が終わる。
2018年から5年まで残党の整理をやっていた。ウクライナは残った残党のたまり場であり、これも終わり、後は落人狩りといった状況。国際金融資本におんぶにだっこの国は茫然自失となるだろう。
バブル崩壊で既存の秩序が無くなる時は、そこにいないことが大事。津波で海に近づかないのと同じ。二度と相場を張らないと誓うこと。テレビを見ていてもバブル崩壊などと一言も言わないが、誰かに依存できない時代が始まっている。
国民がお客さんという時代は終わり、自立しないといけない。コロナの話もそうで、政府が国民を平然とだましているのだ。幻想としての安心感の時代は終わっている。
無知と悪意に基づいて世界は運営されているからそれから離れる事。選挙で誰か選んでも無駄。自分たちでやるしかない。

・今回はアコギな国際資本が世界を乗っ取ることができない

金融は金利で稼ぐ方法と債務不履行で財産をぶんどる方法の2つがある。金を貸すときに担保を設定して、返せないときにそれを奪うというやり方が後者。お金がある人は金利で稼ぎ、行き詰ったら財産ぶんどりで稼ぐ。
本当の街金や闇金は、どの財産をとろうかと目星をつけて、投資話を持ち掛けて借金させて、最後にそれをぶんどる。資源国はいつもこれで外国に搾取されてきた。新しい鉄道や港など投資話を持ち掛け、株を上げておき金を集めさせ、ある程度の所で国の格付けを下げて資金を引き揚げ、追加の借金をさせ、資源の開発権利を奪ったり工場を売れとか、そうやって巻き上げられてきた。
それをやっていた連中が踏み倒されて今回終わりとなる。
98年ロシア危機は意図的なデフォルトをやってクリントン達が破産寸前まで追い込まれた。リーマンショックはギリシャやキプロスがやられた。アフリカ諸国は開発に後ろ向きで戦争を持ち込まれてしまった。金は使わず武力で奪うという方法もあった。
西側の金融は史上最大のバブル崩壊で首が回らなくなって大変、一方でロシアの国内の借金はGDPの15%であり、更に戦争もロシアの方が強いから乗っ取れない。ウイルスも撒いたけど乗り切ったし、核兵器もロシアにはかなわない。世界の国際資本という強盗団はいよいよ終わり。

・西欧の世界支配の終わりと金融、経済の自立・連帯へ

いよいよ世界支配の終わり、金融経済は自立連帯しかない。この2000年、3000年は極限の物質文明の追求だった。ひたすら金儲けに突き動かされていた。国際資本もみんなが喜んでもらう贈り物もないから愛想をつかされてしまったのではないか。例えば、病院や綺麗な街並みなどあったが、陳腐化し、挙句の果てにはワクチンとかとんでもないものをもってきている。賞味期限切れ。
中央銀行制度も国際資本が作ったものだから無くなる。独立した銀行を自分たちで作る。経済も国内中心で余ったものがあったらそれを輸出する。最初に輸出中心というのは国際資本の都合で植民地経済であるからそれは自然にはあり得ない。
日本は自立を立て直せば結構いけるが、砂漠みたいな国は緑化からやらないと難しいしどうするか。国の優秀な人は、ビジネススクールなど行きグローバル企業で働くのがセオリーだったがそれらが灰燼と帰し、なにも出来なくなってしまった。彼らの政治も終わり、土着の人が頭角を現す時代。もっと原始的なやり方に戻っていく。だいぶリーダーシップは入れ替わる。ある種の革命だなと感じる。
世界の多くの国は成長はまだまだこれからだ、ということで梯子を外されたように見える。中国、インド、イラン、アルゼンチンなど。しばらく政治は不安定になるだろう。

・政治や戦争は「作戦」にしか見えない

・国民と対話せずに頓珍漢を言っているのは日本の岸田だけではない

今年半ば以降軍法会議とのスケジュールなので大体順調に進んでいるのでないか。国民と対話しないで頓珍漢を言っているのは岸田だけではない。イギリスの首相、ノルウェー出身のNATO事務総長、ドイツの外務大臣、イタリアやフランスも結構いる。
これらは確実に作戦だと思っていて、自白させれているのだと分析する。普通は本心は隠して綺麗ごとをいって金と権力を使って政治的に存命するのだが、それがゆるされなくなった、本心を言わないといけないように追い込まれているのだろう。バイデンとハリスは頓珍漢の筆頭。オリンピックは招致から開催まで変だったが、政治も作戦だから最後は全て排除されると思う。

・どこでトランプが国家非常事態の終了を宣言するか

トランプは大統領時代に9つの非常事態宣言を出している。しかし、議会は国民に伝えていない。国際資本という外国人が乗っ取った外国政府であるから議会は伝えていない。それらとトランプは戦って、外国政府の制圧が完了したとなると、非常事態宣言の終了を発し、トランプが大統領に戻ってくるというシナリオなんだろうと思っている。その際にこれまでの作戦内容を真相開示をするのではないか。

非常事態宣言の終了は、8月15日のように突然あるのではないか。トランプも第三次大戦の危機があると言っていて煮詰まっている段階であろう。アメリカの財政は債務上限の問題があるので早くて7月、遅くとも9月には債務不履行になってしまう、それを止めるためにウクライナから撤退し民主党の法案を撤回させると思う。

何が出てくるかがポイント。トランプは必ずヒントを最初に出している。そんなに唐突ではなくよく見ていれば分かる。トランプは1期目に全ての機密を解除すると言っているから、ソ連崩壊時の情報公開のように全て明らかになるだろう。中国もインターネットの封鎖体制があるがあれも壊れると思う。89年のベルリンの壁崩壊のときもあっという間だった。当時は核戦争の危機が間近に感じられていて、あんなものが壊れるはずはないと皆思っていた。
一旦全部表に出して、民に評価してもらうのが確実で良いやり方である。暫くは目が離せない。

最後はひっくり返って自分が間違っていたと謝ることになるような作戦だろう。

・立て替え、立て分けはどこで立ち止まったかが決める

現在、「立て替え、立て分け、立て直し」が同時進行している。この言葉は出口なおの大本神諭にある。立て替えは古いものを壊すこと、立て分けは人として〇か×かということ、立て直しは新しいものを創ることである。この3つが同時進行していて凄いことになっている。

例えば金融は崩れている、政府も立ち行かなくなっている、経済界も諦めが広がっている、と立て替えられている。これらはひっそり静かに死んでいっている。まさかとは思うがなんとなく分かっていて、静かになったら終わり。

立て分けは強烈で、あなたは〇か×かという話で、事前には分からず、発想と行動がその人の運命を分けていく。例えば、新しい発想と新しい人達と一緒に居たら未来の世界に行っていたので〇。逆に古い体制と変な人達といたらいつの間にか行き詰って×。また、よく分からないからと逃げていると×の方向になる。
平成にバブル崩壊の時期でも高配当を約束している保険会社があった。怪しそうだから解約した人は助かった。一方で置いといたら無くなってしまった。このように先送りしていると大体×になってしまう。
組織が進化すると人も入れ替わる、悪い方向にも良い方向にもだ。悪い方向で組織が変わって首になったらそれは助かったということである。カサンドラクロスする列車からおろしてくれたということ。だから、目の前のことがいい事か悪い事かは分からない。

立て分けにワクチンは絡んでいて、対応が人によって現に分かれた。専門家が人を騙す時代である。専門家が客でもないのに大衆に人に口を開き始めたら何か怪しく思わないと。後は直観である。
新しい時代の人間としての実力があるかなしか、そこが試されたのがワクチン。ワクチンは聖書の黙示録の獣の刻印である。時代が来ちゃったなと感じている。不思議なくらいワクチンを打った人は静かで、それが不気味に思う。あれはなんだろう、漠然とした不安感なのか。ともかく、元気を取り戻さないと先に進めない。

立て直しは新しい事をやるということ。平成の時代から新しいライフスタイルを組み立てている人はいる。立て替えは壊れる事なので神の仕業。ここがポイントで、やばいなと思ったら行動していかないと追い詰められてしまう。人間が何やったって壊れるものは壊れていく。立て替えで何もしないでいると立て分けられてしまう。壊れた後はうずくまってしまう。もう少し時代が進むと気分でも変われば新しい時代に参画できるが気分が足らないと全く難しい。なにもしなかったという後ろめたさが出たときに足を止めてしまう。恐ろしい事。

考えて行動して反省して、結果を見てやり直す、PDCAを繰り返し、いつの間にか立て分けで〇の方向に入っていた、こういう流れになる。
立て分けのポイントはハッキリ分かれていて、こっちが×だったら反対が〇で分かりやすい。考えてやってみて間違えたと思ったら逆をやってみる、こういう態度でいい。
立て直しの人たちは良い意味での信仰を当たり前のようにもっている。多様な共生関係の意識がある。

・立て直しは偉大なる共生社会の建設を積極的御用達で

平成と違って今の時代は実用的なものが表に出てきている。技術は確立してできるというものが多い。なので、積極的にオススメして肩をたたき合ってやっていくとよい。偉大なる共生社会の建設という目標があれば積極的御用達で周りが勇気づけられていく。ドンドン積極的にオススメして行動していけば、世界もついていく。

今年と来年は色んな選択肢を国内外に広げるということが大事だろう。立て直しの非常に重要なポイントだと思う。

・自民党、岸田政権のように終わりが近づくと逆に静かな安心感が広がる

一方で立て分けで×になったところは今の自民党や岸田政権のように静かな安心感が広がっていく。平成の時代を見ていてよく感じたこと。一番最後までわめきながら死ぬと言うことは無くて、かなり前から諦めになっていて静かになっちゃっている。岸田政権は安泰だと思っているが全然そんなことはない。高市氏のように突然弾が当たってそれっきりになったりする。

最期を看取るという生き方もある。冷静に物事を見て終わるまでやってみてその上で次だというのもある。最初に飛び出すのもいれば、最後に出てくるのもいる。ただ、今の自民党で未来につなげるために粉骨砕身しようという人はいないように感じるがどうだろう。
しかし、現場がある職場は終わりにする訳にもいかないので、変な安心感が蔓延していてもとりあえず現場だけ守るということもあるだろう。

・立て替え、立て分けはどこで立ち止まったかが決める

立て直しに向けて動いていっても、止まった場所がその人の居場所となる。行動もしないで終わり、なんでこうなってしまったかも分からない、そしたらその人の終着点。次があるかもしれないしないかもしれない。
自然栽培とか新しい健康法とか地方移住とか、さっぱり分からない。そしたらそこで終わり。時代は前に向けて動き出したらそう簡単に変わらない。

平成のバブル崩壊のとき、株が好きな人は辛くてたまらなかった。株なんか大損するから辞めたという賢明な人もいたが、必ずどこかで上がるから持ち続けようという人もいた。
そしたら、90年代後半、00年代に株が上がった際に買い始めた。ずっとその間冬眠していて何もしていなかったのだ。それも相場が崩れて無くなってスッテンテン。要するに株を買いたいという欲望だけに突き動かされていた。もちろん損を取り戻した人もいるが、株を好きな人は売り買い繰り返すので損に終わった人が大勢。結局、平成のバブル崩壊、令和の混乱で何も学ぶことなく終わったということ。
また、製造業も電気自動車や太陽光などソーシャリストの口車に乗せられて、経営を間違えて追い込まれ、実力はあるのに諦めて廃業となってしまったところも多い。もったいないが、立て分けられたということ。

最終的には気持ちがどこまでついていけたかということ。さっきの株を買うだけの人だったらもう冬眠するだけになってしまう。それと商品だけでもダメで、世の中とお客さんの事を知ってニーズをくみ取って考えて開発していなければいけない。昭和の護送船団方式のようにもたれかかれはもう通用しない。医療機関も苦しい状況で、業界的には勉強熱心な人が多いが、自力でやるということに慣れていないので、中々難しいところも多いだろう。

立ち止まらなければ立て直しまで行きつくが、スタミナが切れて立ち止まってしまうとそれまで。
ただし、生き甲斐や個人の価値観もあるのでその辺りも大きな障害になる。皆さんには下手なところで立ち止まらないようにしていただきたい。

4、立て直し組の今年と来年

・地域の風土、歴史との統合、融合が新たな機会を生み出す

壊れていく話とどこにトラブルがあるかという話が、立て替えと立て分けであり、それを潜り抜けた立て直し組は新しい未来に到達しているのであるから発想を変えるべき。

今年来年はドンドン攻めていくべき。広げ方をどうするか、これはまず地域に合ったものを活かす、歴史はこれまでが混乱期で混乱が収束するからどう総括するか。昭和はインフレ、平成はデフレ、令和はインフレと流れの中で統合させていく。アングロサクソンの時代も終わり。融合は過去現在未来をつなげて、ここから新しい時代を創っていく。新時代は構想だけじゃなくて形にしないとダメ。
例えば、下町の東京は地域として歴史がある。しかし霞が関や大手町、永田町が無国籍の外国勢力の街。あれ以外は地域社会が残っている。その地域の人たちのためにどうするかという視点である。

掃除の行き届いた簡素さと、美しい古さを基本に

そして日本の文化は詫びとさびがあり、分かりやすくというと「掃除の行き届いた簡素さ」と「美しい古さ」。自然栽培は美しい古さであり、土は古くて歴史がある。微生物が良く繁殖する良い土を創る。

シャーマニズムがイギリスで流行っているらしいが、これは余計な儀式や教義を排除して神との一体感を感じる信仰。掃除の行き届いた簡素さがそれにあり得る。邪心を排除すれば自分の気持ちもスッキリするのでこれが本当の信仰だと思う。発想も簡素になるし行動も簡素になりややこしいことはしなくてよくなる。日本の場合は古さに歴史がある。衣食住だって古いものは古い。最先端の機械でも昔の何かを参考にしているというのもよくある。

美しいというのは清楚であること、そして綺麗で麗しく華々しいというのもある。絞りに絞って簡素な形で行くか、長い歴史の上にそれを重ねてそれを今風に綺麗に持っていくか、どっちかだと思う。
衣食住は機能的なものは簡素で余計なものを入れない。美しい古さは日本が昔から得意。
教育も古さを美しくするという。例えば論語など今の大人たちが読んでいいなと思うものに作り替えればいい。
そして世の中は本当は簡単な原理からできている。複雑なものを複雑なまま理解しても理解にはなれない。この世の根本的な原理は理解した方がいい。

・おそらく世界にも立て直し組が台頭してくる

この2年位で立て直し組は思っていることを形にするとよい。そして2年位すれば世界も立て直し組は台頭してくる。

昔マクロビの先生から聞いたが、世界が日本の食事になってきているからみんな日本人みたいになってくると言っていた。なんとなくそんな予感がしている。米とか魚とか世界も食べるようになってきた。日本の事について世界で知っている人は知っている。

日本における平成の経験は世界の中で見ている人は見ている。昭和の終わりに日本へ世界から来ていた人が、日本の成功体験を下敷きにして世界に持ち込んでいったものもある。各文化を持った人が日本に来れば、文化の痕跡を見る事ができる。例えば鎌倉時代の仏像にヒンドゥー教の影響を受けたものがある。何か一番いいものが日本に残っているということもある。

世界は融合が出来なくて困っている。イスラエルのように分断で緊張が絶えない。かといって構わず混ぜると移民のヨーロッパのように対立の巷と化してしまう。要するに「あえる」というのが大事なのだが、だんだん世界は理解していくだろう。年の半ばから軍法会議となったら世界の常識を打ち砕かれるだろうから、多くの日本人が忘れてしまった日本にヒントがあると思っている。なので先行してやっている立て直し組の人はますます元気になれるだろう。質を確保して量を拡大していく、人の教育、交流を盛んに頑張っていっていただきたい。

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