藤原直哉氏 令和5年9月 時事解説・時局分析 個人的メモ&動画書き起こし

はじめに

株式会社あえるば」が提供している、国際経済アナリストの藤原直哉氏が語る時局分析・時事解説(無料版)Youtube動画の個人的な備忘録です。

メモの内容は私の意見ではなく動画で語られている内容の要約である点を予めご了承ください。

動画リンク

内容

1、9月にウクライナ政府が崩壊するという噂がある

あちこちから噂が立っている。ゼレンスキーやウクライナ政府の幹部はもう居なくなっているらしい。10月になるとウクライナは雨が降り出して大きな戦いができなくなる。9月にロシアが終わりにさせるという可能性もあるが、米国が武器支援を辞めないと終わらない。ウクライナ戦争の決着はウクライナではなくアメリカで行なわれるのだ。日本の20年8月もあれで終わると思っていなかった。軍人が言っても国民は信用せず戦い続けると思ったので昭和天皇が玉音放送した。なのでトランプが宣言するというのはあり得る。

・ウクライナはもちろん米国も敗戦処理を急いでいる

アメリカを見ていると堰を切ったように色んなことを話し出している。バイデンの秘密やらワクチンの秘密など。ヨーロッパを見ると、フランスはニジェールやガボンなどアフリカの親仏政権が次々とロシア側から転覆されている。

不動産はバブル相場となっているが、バブルになれば金利をあげれば崩壊するだけ。ただし金融の方は手間がかかっていない。

大変なのは東アジアの解体。日本も解体が始まってきていて、汚染水やミサイルやニュースが出てきている。台湾や南洋諸島もアメリカがテコ入れしていて、大日本帝国の敗戦処理は時間がかかっているように感じる。

倭国は昔、満州・朝鮮半島・日本・台湾・福建省が一つの国だった。これらは元々は陸続きだった。その当時は宮古島の辺りに水路があった。なので、人のつながりもあった。これが縦の倭であった。のちの世で、横の倭、奈良盆地大阪平野に出てきた大和に負ける。しかし、元寇・朝鮮出兵などがあり、大日本帝国の時代に縦の倭が復活した。これをどう解体するのか。

ウクライナは軍の粛清がすさまじい。秘密が暴露されそうになるから責任逃れの為に殺し合いが行なわれているのでは。アメリカはいつバイデンが終わってもいい。十分DSの悪い情報は衆目に行きわたった。

・一方、ロシアはBRICSの基盤を固めて拡大に乗り出した

本格的にBRICSが台頭してきた。簡単に言うとこれはアメリカドルの踏み倒し。欧米が取り立てに来て国が潰れないように、ロシアの後ろ盾が欲しいのだ。

ロシアも中国も今度はG20に出席しない。G20なんてアメリカの覇権を知らしめるだけの会議。一方で、BRICSは6か国も拡大している。BRICSの興味深いのはインドと中国という仲が悪い2国が同時に加盟しているところ。

インドは経常収支が赤字の国で、中国と揉めないと政権がもたないのだろう。中国は経常収支が一応黒字だが借金が多すぎる。トランプが中国を非難するのは、中国の大金持ちが共産党を乗っ取ってアメリカと組んでいるところ。

トランプ達は2018年にヘルシンキでプーチンと冷戦終結を宣言。冷戦が終われば出てくるのはいつも2国間の紛争。中国とインドはいかにも揉めそうだけれどBRICSにお互い収まっている。サウジとイラン、ブラジルとアルゼンチンの両国もそうだ。こういうのを見るとロシアはとてもパワフル。多民族国家を上手に収めてきたそのノウハウの蓄積がある。立派なもの。

どっちか一方だけ入れれば、入り損ねた方にアメリカ戦争屋が声をかけてくる。もちろん、入ったら入ったで大変。後40か国もBRICSへ入りたいという国があるそうだ。

1960年代にアジア・アフリカ諸国が独立した。中国の周恩来が第3世界と呼んだが、あの時代は結局欧米に経済的に再び従属することとなった。
今度は本当の独立で、覇権も消えたのだから序列すらない世界。こういうのを見ていると、時代は瞬間的に変わることもあるのだ、と感じる。

2018年に米露両方で冷戦終結となった。ロシアが大いに地盤を固めて次はアメリカの番だよ、という形で終結。そしてBRICS、最後に世界秩序は動き出した。現在は大日本帝国の解体に動き出した。

・西欧はすべての障子が破れて、風が吹き抜けるだけになった雰囲気

ソ連崩壊、ベルリンの壁崩壊、東西ドイツ統合後にNATOが天下を取るような形となった。この時代にアメリカが西欧を乗っ取った。日本のように、一番とんでもない売国奴が国をアメリカに売ってしまった。そしたらNATOにキチガイのような将軍が集まってしまい、今回のウクライナ戦争で全部処分となった。NATOはバラバラとなった。

今の西欧は、ロシアから安い食糧が入らない。20年位ヨーロッパは中国の経済発展に協力して食っていたがそれも無くなった。国境が破られて移民難民がワンサカ入ってきてしまった。アメリカの言いなりになってシリアとリビアをひっくり返し、他の国々からも沢山。そして今度はウクライナと、国民もたまったものでない。コロナではヨーロッパは特に酷い目に遭っている。金融は08年バブルショックで崩壊、損失を飛ばして飛ばしてここまで来た。イギリス王家を筆頭に王家はスキャンダル続出。

本当に西ヨーロッパは全ての障子が破れた。東欧に至っては襖も壁も無い状態。ジョージアのようにロシアへ歯向かった国は一巻の終わり。これで文明が崩壊する可能性もある。

2、ウクライナが片付けば最後は日本の戦争屋の後始末

・福島の汚染水放流は破滅の導火線。トランプら軍の作戦の特徴は鮮明

中国・朝鮮半島がヨーロッパから戦略されると日本を占領しに来るという危機感があったので、戦前は大日本帝国の大東亜共栄圏を打ち立てた。
北朝鮮や中国の人たちが穏やかに暮らせるようにしないと日本も巻き添えを食う形になる。今もそれは最大の安全保障のように思う。

大正天皇がイギリスから元帥の位を貰っていたことはご存知か。イギリスと日本は軍事同盟が続いて、戦後はアメリカとの軍事同盟となった。A級戦犯で不起訴になった売国奴の末裔ばかりになっているこの状況、後始末をどうするか。
トランプもケネディも米国ファーストで日本から帰ると言っているのだから、寄生虫をしていた売国奴もいなくなる。

食糧がなくなったり人口が増えていくと大陸に出ていく癖が日本人はある。例えば倭寇がそう。歴史を振り返れば、大陸が攻めてくるのではなく日本が外に攻めているのだ。沿海州から東南アジアまで平和な国づくりができる様にならないと、日本もダメだと思う。これらの国が経済的に成功できるよう段取りしてやっていくことが日本の使命だと感じる。

福島の汚染水放流は世界の問題。日本は世界の片隅で日本語も独特だしあまり目立った位置ではないが、その日本がコロナと同じくらい危うい事をやっていると、それを知らしめるのが今回の出来事。

・東アジアの冷戦も終了する。米軍は帰り、すべての国が中立国になる

これが出口。そうはさせじとアメリカ海軍が旗艦を横須賀によこしたりしていて、意地もあるからそう簡単にはアメリカは帰らない。しかし、結局は米軍は帰る運命に最終的にはなる。これから各国は自立して横に組む、そういう時代。

国連は世界井戸端会議としての機能に戻り、超国家的組織として牛耳る組織ではなくなる。これは非常にいい形に戻る。リーダー交代で、覇権主義は覇権主義の、和の時代は和のそれぞれのリーダーが出てくる。

どうやって東アジアの戦争体制が終わるのか、中々見えないところはあるが、何らかの形では進むから、出口さえ見定めておく。

・特に幕末以降の日本の秘密が暴露されて、何が消え、何が残るのか

繰り返しだが、西洋列強が強い時代はずっと西洋列強についていく。その前は中国。日本は新しいもの好きで、海外の新しいものを常に取り入れる。これがいつも国が乱れる大きな原因になる。人口少なく山の民で精神文明で暮らしていた縄文人、そこに大陸から稲作が入ってきて大きく日本は変化した。それから古墳鉄器、漢字・仏教…etc, 物質文明が大きく進展した。また、日本も取り入れるだけでなく積極的に大陸へ出て行ったりしている。

外部との交易は遣唐使の終了で一段落したが、戦国時代にまた西欧との付き合いが再開して今に至る。戦後からアメリカ一辺倒で、金融も法律も現在はアメリカの影響が色濃い状況。
文明の動きを見ていると、とにかく物質的に新しいもの好きというのはハッキリしている。それはロシア人でもアメリカ人でも国の好き嫌いは関係ない。だから、いくつもの陣営が合って、一つの国へまとまるというのは日本は難しい。
しかし、ここでイギリスアメリカの交流の歴史は一旦途絶えることになる。しかし、金平糖がポルトガル語の外来語として日本語に残ったように、西洋文明の名残は残る。
日本のやり方は、今あるものに古いものを合わせて「温故知新」で新しいものにしていく。今を否定して昔に戻るというのはこの国はやらない。

3、トランプの第二次米国革命は戦闘開始前夜

・1776年の第一次米国革命をなぞるように第二次米国革命を進めていく

南北戦争後にアメリカは経済的利権をイギリスに売り渡したが、これを取り戻して建国の原点に戻る。これが今回の革命の目的である。

トランプを収監するという一連の騒動は、悪を衆目に明らかにするためのドラマ。プロマイドみたいな拘置所の写真は戦闘開始の意思表示。トランプはプロレス好きでその趣向が伝わる。

21年の議事堂の事件は、1775年に起きた出来事(植民地議会に国民が追い出され、イギリスからの独立に向かう契機となった)の再現である。第二次アメリカ革命は水面下で進んでおり、実際には決着は着いているが、下っ端を捕まえるのに時間がかかっている様子。

偽物に置き換わっているというのは、第二次世界大戦におけるフィリピン亡命政府をモチーフにしているらしい。日本占領下のフィリピンの傀儡ラウレル政権がバイデン政権のアメリカで、ジャングルに逃げたフィリピン亡命政府がトランプ側という構造。

・国際金融事情の破滅が迫り、相場はますます狂乱の巷になっている

 DS解体の本質はアメリカドルの解体である。とにかくDSとは金の話ばかり。個人の欲得以外に何もないのがDS。だから、アメリカドルを崩壊させないとDS解体は無理な話。今のアメリカドルの心臓がウォール街。だからこれをを潰すとトランプが2016年の選挙で言っていたのは、彼は本当にDSの心臓を止めにかかっていくと感じた。ウォール街の一番大きい金融機関はJPモルガンで、エプスタインの御用達銀行だったから既に潰されているだろう。トランプは酷い汚職をやった連中や非人道的行為をした連中は財産を没収するという大統領令を出している。

SWIFTもロシア独自の決済システムを出しており、これもアウト。アメリカは金利上昇で資金繰りがつかなくなり、狂乱の巷。ドルはあきらめて金しかないと、ゴールドの価格が上がっている状況。しかし、これも悪党の資金は清算させられる。表で相場を張っていて良くても裏から大統領令で捕られる。

完全に国際金融市場はこれで壮大に破滅させられる。イギリスは金本位制を一方的に辞めて30年代に大恐慌となったし、アメリカはニクソンショックで金本位制を放棄したし、前例があるからトランプがアメリカドルを辞めると言ったっておかしくは無い。ニクソンは中から支えようとしたが、今度はトランプが中から壊そうとしている。アメリカは常に通貨で先手を行っている。世界はそれに振り回されるだけ。潰そうと思ったら潰れるし、世界がどうなるかなんて全く関心がない。

・ボトムアップの大衆がインテリを駆逐。神と学の力比べは神の勝ち

インテリやジャーナリストの凋落が著しい。ワクチン、戦争、経済運営、全てデタラメ。結局、大衆がインテリを駆逐している。インテリは神の力に抵抗して学の力を自慢するが、最近は随分専門家が大人しくなってきた。学の世界は穴ぼこだらけで権力の道具であり、それに乗っかて人を支配したいのがインテリ。しかし、大衆には神の後ろ盾があり、神と学が戦った形となって、結果、神の勝ちという結果となった。最近は学問も神の世界に近づきすぎてしまった。学が崩壊したら神しかいない。それはハッキリして神のシナリオを理解しないといけない。学問をひけらかしたインテリが次々と消えていく。

明治25年の旧正月に出てきた大本神輸(筆先)は「神と学の力比べは神の勝ち、学の世はもう済んだぞよ」と書いている。その通り。例えば原子力の放射性廃棄物は既存の物理学者や原子力学者で処理ができない。六ケ所村の再処理なんて全然動いていない。学の力で対処療法では限界が来ている。
昨今話題の全身療法も、心にもアプローチして、精神にも及ぶような形で治療することが注目されている。すなわち、これは悪神を抜いて、歪んだ気持ちを取り除かないと体もリセットできないということが常識化されつつある。今までの精神肉体分離論は古くなっている。学の世は過ぎたというのはこういうこと。

まさか生きているうちにこういう世の中が来るとは誰も予期していなかったと思う。それこそ聖書やイスラムなどの予言はあり、知っている人もいるだろうが、そういう人達でも目の前でこういう予言が実現されてきていることに驚愕するのではないか。

4、少なくとも数年間は世界秩序の混沌が拡大し、新しい秩序の模索に

・国民国家は終わりで国の数は増え、反対に覇権が消えて和の時代に

海は潮の満ち引きがあるが、満ち引きが拮抗する時間帯がある。例えていうなら、ここから2,3年はこういう状況だろう。つまり、何が世間を動かしているのが分からない混沌とした状況が続く。既にウクライナやイギリス、フランスが混沌化している。昔話をすると、ソビエトが崩壊したのが91年で、92年93年は新しい国家がドンドン独立していった時期で結構内戦が発生していて旧ソ連圏は混乱が激しかった。世界じゅうそういう風になる。

この時代は「和を以て貴しとなす」とするしか出口がない。覇権が無いと何もできない人、要するに勝ち負けのフレームワークでないと物事が判断できない人は、あらゆる仕事から排除されることになる。これからは、独立して自分自身で自分を支えながら横に繋がっていく。自分に独自性があって、かつ、横にコラボレーションする、これが「和」。ひとつひとつの単位は小さく良く、それこそ商売だって個人事業主でよい。これからは人や企業はP2Pで分散化の時代、集中化の時代ではない。大きくすると合意が難しくなっていくだろう。小さくても光っていればいい。

・前進すればしただけ時代が後ろからついてくる

時代は元には戻らない。なんでも良いと思ったことはやるべき。教育も医療も、国から離れて自分たちでお金を回すシステムを作るべき。前進すればしただけ時代が後ろからついてくる。

・混沌の時代にどう動いたかで、その先の立場に大差ができる

これがまさに今。主要メディアを見たって何していいか分からない。古いものはジャニーズの問題がそうだが後から反省しますというだけで、消えゆくだけ。一人で何か突破してみるのもいいし、横に駆けずり回って色んな人の話を繋げるのも動くということ。

2022年~2025年の間にどう動いたかでその後の時代に立場が変わる。今こそ行動すると道ができるそういう時代なので皆さんも頑張っていただきたい。

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