藤原直哉氏 令和6年1月 時事解説・時局分析 個人的メモ&動画書き起こし

はじめに

株式会社あえるば」が提供している、国際経済アナリストの藤原直哉氏が語る時局分析・時事解説(無料版)Youtube動画の個人的な備忘録です。

メモの内容は私の意見ではなく動画で語られている内容の要約である点を予めご了承ください。

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内容

1、激動の2024年が始まっている

地震以外あまり驚くようなことはない。ありそうなことばかり

専門家は群発地震を予想していた。日航機と海上保安庁との航空機の衝突事故も、滑走路上の事故について抜本的な対策がない。エプスタインの名簿、中国のノンバンクの倒産、政治家の逮捕や基礎など、それ以外のことは前から噂されていることが今ちょうど起訴されただけ。あまり驚くことはない。誰が裏切り者かを分からせるために2,3年おとり作戦をしていた。それも出尽くしたので収束に向かっているのだろう。

何かを意図的にバラシテ終わりになるものが多い。計画的

アメリカの大統領選は、クリントンやオバマが立候補したらどうかという話があるが、こうやってみてみると民主党は犯罪者の政党であり、選挙を盗むのもさもありなんという印象だ。エコノミストはフリーメーソンの雑誌であるとも言われ、DSが何を考えているか分かる雑誌だった。しかし、トランプが出てきてから気が狂ったような記事を書くようになった。よっぽど都合が悪かったのだろう。トランプへの憎しみや絶望感を打ち消すような記事を書いていた雰囲気があった。最近、エコノミストは全て終わりだという絶望的な記事を書くようになった。
エコノミストは世界を俯瞰していてDS側からの論評をしていた。新興国や資源国を搾取しないとDSは儲からない仕組みであったが、それも終わったのだから幻を追いかけているような雰囲気だ。エコノミストが絶望しているということはおとり作戦も終了だという合図だろう。相当な勢いでグランドフィナーレに向かっている。
JPモルガンがエプスタインの御用達銀行をやっていたということは完全に逃げられない関係になっていて金融も全部吹っ飛ぶというシナリオだ。

コロナの話やtwittterの内部告発は少しずつ情報開示をしている。一度に出しすぎると受け手が情報過多となり薄まってしまうので丁度良い分量で小出しにしている。おとり作戦の摘発や処罰は苛烈を極める。それが今年なのだろう。計画的に起こしている激動だ。

予想や展望に現実が追いついてきた。想定外で黙り込む人多し

私は2020年の11月に軍の作戦に気づいた。2015年に軍が作戦を作って16年から始まっている。17年にラスベガスの乱射事件があって、あの後にQが本格的に出てくるようになった。ウクライナ戦争はロシアの大負けと言っていたのが大勝ち、エプスタインのうわさも嘘ではなくて、予想や展望に現実が追い付いてきた。隠せなくなってきた。

景気一つとってもコロナ後の回復は終わって2極分化となっている。力強く着実に成長している会社と、何もできないままエンジンが止まり下降している会社と2つある。グローバリゼーションが終わった時代に生きていく能力がなければだめ。黙り込む人が多い。

政治はもっと大騒ぎで現職の議員から逮捕者。どうにもならない。ふざけた話で支持者も怒り出す。安倍派や二階派の献金問題は一番近い後援会の人たちもかばいきれなくなる。アウトサイダーはとっくに離れていて、ごく近いところのインサイダーも離れてしまうだろう。
公明党の山口代表は自民党の清和会と手を組むために党が出してきた代表だから、交代だろう。維新の会も今回の石川の震災で万博は中止にせざるを得ないと思う。

岸田氏は投げ出し解散ありそうだと、永田町に長い人から聞いている。防衛3法などアメリカと戦争するための法律改正。ウクライナに7兆8千億もっていって岸田がバイデンに国賓で招かれるという話があるが、それまでバイデンがいない可能性が高い。

いつになく黙り込む人が多い。95年の阪神大震災は世間が暗く成った出来事だった。あの時を思い出している。アメリカの世論調査ではトランプ勝利は動かない。バイデン側は悪あがきしかできない。

今年は現実が自分のイメージを追い越してしまう、そういう人が多いような気がする。金の話でも政治の話でも想定を持っているものだが、現実がそのイメージをはるかに追い越してしまう。その時茫然としてしまう。
本来の危機管理は構えを大きくして小さく収めるというのが基本であるが、衰弱してくると大きな構えをもてなくなる。構えと言っても棒立ちとなってしまうことがよくある。そんな時に想定をはるかに超えるようなことが起きると茫然自失で倒れてしまう。今年来年はそういう人が多いように感じる。

日米安保が終了したら政治家になりたいという人がいるのだろうか。トランプが日本の悪を全部暴いたら、明治朝に集っている連中はへたり込みではないのか。立候補がない選挙区もあるだろう。

何を問題にして生きているかで明日があるかないかが決まる

既得権益を守り、今だけ金だけ自分だけで生きてきた人は、守れなくなったら明日は無い。昭和の右肩上がりが終わりバブル崩壊で沢山いた。右肩上がりは個人でも企業でも自分第一で成功した。しかし、それが行き詰った時に存続する意味すら分からないということにもなった。
それを思い出すと、まさに今、何を問題にしているかが明日が歩かないかが決まる。明日のイメージが持てなければ、明日の朝を起きても何も始まらない。

チャップリンが言っていたように「夢と想像力と少しのお金」、これがあれば大恐慌の時代にも生きていける。夢は「いずれどうなりたいのか」、想像力は「夢を実現するための具体的な道筋を思い描くこと」、少しのお金は「明日まで食いつなぐ金」。
夢と想像力がなければ沢山お金があっても絶望してしまう。平成の時も全財産を使い果たして絶望する人は珍しくて、金も体力もあるのに絶望してしまう人が多かった。夢と想像力、この辺りが一番大事なことだと思う。

日本はバブル崩壊で経験しているが世界は初めてという人が多いだろう。復興までには相当な破壊と絶望が繰り返されるだろう。
コロナと政治が悪いからこういう状況だと考えている人達が多いが、コロナはきっかけであり政治は結果でしかない。コロナはバブル崩壊を早めて徹底的にやってしまう効果があって、政治は経済がとんでもなくなったので結果としてデタラメが露見したのである。
経済そのものがバブルで弾けたのであるが、その中核にトランプ革命があった。DSをひっくり返して抹殺し、グローバル経済を辞めて中国を排除してアメリカを開国から鎖国に戻す。これは絶対的で決定的な要因で現在の経済なんて終了に決まっている。

今だけ金だけ自分だけをやっていると、最終的には明日がなくなってしまうということがこういう時にハッキリ分かる。社会があまり変わらないとそれでも明日はあるが、こういう今みたいな時代には明日が無くなってしまう。要領よく暮らせていると思って気が付いたら明日がなかったということになる。財界や政治はこの5,6年、とりあえずのやっつけ仕事でやってきたのではないか。長い物には巻かれろ、問題は先送りで自分だけ良い思いをする、そういう誤った発想が滅びの元だというのが分かっただろう。中国の不動産デベロッパーやノンバンクが潰れているのはデタラメやったら続かないという証明。

2、親亀コケれば子亀もコケる

この話は思い入れがある。平成に入ってバブル崩壊で税収が減ってくる一方で政治家は金をバラまくから金の調達が必要となった。その当時、大蔵省が満期5年の国債を新たに出し始めた。興銀・長銀・日債銀が当時中期債を出していた。この時、ゴールドマンが日本を乗っ取り始めたころであり、アメリカは日本の金を海外に振り向けさせるために、邪魔な政府系金融機関である長期信用銀行・日債銀を潰しにかかった。長期投資は日本人に触らせないで外人にやらせるという戦略だった。
興銀は憐れな潰れ方をして、中期債を発行できなくなりまさかで、みずほ銀行のような最後となった。その時に皆が思ったことは、興銀や長銀は自民党の上に載っていた子亀であって、自民党がアメリカに潰されたらこれらも持たなかった。自民党があってこその銀行たちであって、親亀こけたら子亀もこけるということがさらされた。日本は昔、マーケットを独自に運営していたが、当時の見る影もない。証券取引法は金融サービス法となって業者取締法に置き換わっている。

バイデン政権と戦争屋が終われば明治朝の日本も終わる

日本は開かれたアメリカと共に明治から来た。しかし、鎖国と言うことであれば、当然開かれたアメリカの上に乗っていた日本はこけるに決まっている。
例えばアメリカのハイテク産業。働く人はアジアから、金もアジアから、作った商品もアジアにもっていっている。つまり、アジアに対して開いていなかったらアメリカのハイテク産業は成長していなかった。日米関係や日米同盟だって開いたアメリカの同盟である。
開いたアメリカをやっている最後がバイデン政権と戦争屋。閉じている国の中に溜まっている財産を強奪して生きているのがDS。DSは肉食動物みたいなもので、世界に溜まっている草食動物を食べて生きていたのだ。
日本は見事な草食動物でコテンパンに食われたが、しかしどうも食いきれなかったみたいでもある。
日本を開国させた米英が自分たちも鎖国するというなら、これまでの開いた経済は終わりということ。

江戸時代の鎖国はオランダという有力な外国勢力が後ろについていたが、それは世界中もうないと思う。BRICSがロシアを後ろ盾にするということもないだろう。日本は古来の姿に戻る。

岸田内閣、自公政権はいつまでもつことやら

岸田は学級委員長だと誰かが言っていた。順番が巡ってきた学級委員だから、問題が起きてもオタオタしていればいいと思っているのだろう。岸田は責任を言われても困るという顔をしている。
まるで嵐の中で舵から手を放してエンジンも止まっている状態。何かやろうとしても怒られるだけ。麻生は昔に首相をやって13%位まで支持率が落ちて民主党に政権を明け渡したから、麻生になったらいよいよ終わり。公明党も清和会は終わりという認識。

今起きていることは明らかに計画的に出してきている。水戸黄門でも銭形平次でも終わりの時間は決まっていて、その時間に間に合うように悪党を退治するだろう。今がそういう捕り物の見せ場だということ。
岸田は全く選挙をしないという選択肢もあるが、さっと終わりそうな気もする。平成初めの金丸事件より凄いことになる可能性がある。今度は明治朝も終わりだから全て瓦解。

トランプ氏や支持者は元気満々

決着はそもそもついていて、負けたふりをして裏切り者をあぶり出していた作戦、そのオペレーションがいままでだった。
閉じたアメリカで成功するための道筋は簡単ではない。しかし、元々アメリカ自身が入植地から始まっていて、ゼロから作り直すのはアメリカの原点だから、原点回帰かもしれない。建国の原点に戻るのだから、日本で言えばある意味縄文時代に戻るようなイメージか。

東海岸西海岸の開いたアメリカで飯を食っている連中はいよいよ店じまいだ。開いた企業が成功し、閉じた企業が潰れたのがこれまでのアメリカだったが、これが逆転となる。それはある種の革命であり、内乱が起きないようにするためトランプが負けたふりをしていて裏で決着をつけていた。
これから内乱が起きないとも限らない。アメリカが落ち着くまでは色々な出来事があるだろう。

日本は貿易立国でやってきているから、エネルギー食糧を含めた輸出入をどうするかは重大な問題。しかし、逆に世界ではエネルギー食糧を輸出しないと生きていけない国もある。
一方的な貿易黒字や赤字は良くないから、今後どうバランスをとるかは各国の課題。出稼ぎで人がいないという国もある。

トランプが戻ってくるというのはいいが、その後の建設は本当に大変だと思う。

今さらドルも米軍も何の頼りにもならない

バブルの時に株も不動産もゴルフ会員権も勝った人は二束三文になった。あの時にドルは円高となって100円から80円まで上がった。今回も一緒。ドルはどんどん安くなる。

アメリカはウクライナの悪党に絡まっていて、中東はイスラエルがロシア陣営に囲まれて窮地であり、空母はキプロスからさっさと帰還するし米軍は本当に頼りにならない。ベトナムやアフガニスタンと同じでアメリカに頼っていると最後酷いことになる。

3、視線を前に

崩壊にはシナリオあり、再建にはシナリオ無しと考えよ

今回の崩壊は何度も言うように作戦。我々が目にしているのは既に潰れているものをドラマで見せられている。従って、この崩壊にはシナリオがある。しかし、再建にシナリオは無いように思う。それらは各地域、各組織、各個人が動かなければいけない。枠組み位は政府が作れるだろうが、頑張るのは各自。

日本は中央集権は非常時だけである。他所から何も来ないとなると建国以来の日本の姿、地方分権・自然自治・民生自治に戻る。それは特定のシナリオなどは無い。
終わりになるかのタイミングを見ていても何も始まらない。岸田内閣が終わるのも株が暴落するのを見ても未来のシナリオはない。自分で考えるしかない。
上手くいかない理由を考えても良いが、誰も何もしてくれない。縁のない人同士で横を繋ぐという方法はない。

本や言論の前に誰に会ったか、どこに行ったか、何を見たか

崩壊のシナリオが激しいので圧倒される人が多い。大底はみんなが絶望した瞬間でありいよいよそこに近づいてきている。
こういう時はお勉強よりも具体的に何をするかということが重要である。2:6:2の原則で言えば、上の2割は大分できている、6割は分かっているが動けているかどうか。

今年は黙って本を読んでいてもネットで勉強していても焦るばかりだろう。今年は知って行って見て会ってをしないと難しいと思う。気が付けば時代が先に行くだけ。

昔、銀行を辞めるタイミングを逃した人たちがいて、その後は生きる屍のように働いていた人たちが印象に残っている。出戻りもあったのだからその時に動けばよかった。動くときに動かないと一生の悔いになるということがある。

管理の限界を超えたところから新しい未来が広がる

想定外になったところから新しい未来が始まる。シナリオの限界を超えたところから本当の未来でそこから人や組織が本当に成長する。
発想と行動がフリーズを起こしてへたり込んじゃうと新しい未来に行きつかない。だからこそ、想定を超えるところへ知って行って見て会ってをやらないといけない。

自分が感じる発見や違和感を説明してくれる解説を見つけよ

知って行って見て会ってを繰り返していく中で、これはいい、これは悪い、これは自分でできる、できないを実感して、説明してくれるそういう解説を見つけてくることが大事。発見とか違和感をまず感じることがはじめ。この入り口を避けていると限界を超えられない。

体験と体感なくして令和は泳ぎ渡れない

平成の時代は何もしないということが良かった面があった。今や時代はドンドン動いているから生活も仕事も体験と体感が大事。机上の空論は行動力にならず、結局行動しないともう駄目だという時代。

小さくても新しいニーズ、新しい御用達、新しい縁を大切に

どうしようかなと思っていても大きな戦略が思い浮かばない。そうしたら、今までと違うことも小さくやってみる。そうすると新しい方向性が見えてくる。世の中も人も変わっているから、今までと違う手ごたえが得られるかもしれない。

今年はいくつ新商品、新しい取り組みを実現できるかを考えて

毎年言っているが、要はいくつ新しいことをやってみたかということ。華々しい成功は無くても新しいことをやってみたということがその人の蓄積になる。表立った成果は無くても土の中で確実に根をはっているはずだ。悲観しなくていい。
新しい事をやるためには時間が必要。お金はあまりかけなくてもやる方法がある。時間を作って新しい取り組みをドンドン実現してほしい。
メディアも何も古いものは参考にならないから、知って行って見て会ってを自分の確信に変わるまで繰り返し、気が付いたら自分の新しい道が足元から広がっていく、これが新しい時代の再建の方法だと思うから、是非今年も頑張っていただきたい。

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