藤原直哉氏 令和5年7月 時事解説・時局分析 個人的メモ&動画書き起こし

はじめに

株式会社あえるば」が提供している、国際経済アナリストの藤原直哉氏が語る時局分析・時事解説(無料版)Youtube動画の個人的な備忘録です。

メモの内容は私の意見ではなく動画で語られている内容の要約である点を予めご了承ください。

動画リンク

内容

1、ウクライナの敗戦が迫っている

ワグナーの反乱の未遂事件は完全にロシアのおとり作戦。見事に引っ掛かり、ウクライナ軍の最後の虎の子の予備軍を戦線に出してしまったのが致命的。
ウクライナ軍は西側の支援がなければ崩れるが、ロシア決戦用の部隊を残していた。しかし、もう終わりにするしかない。

ウクライナは最後の一人まで戦えといって戦争に行かされた。日本は最後の1円まで使って株式市場を守らせる。ウクライナは人の命、日本は金の生命線ということ。

バイデンのスキャンダルはどんどん出てきて、それを隠していた司法省が悪の中心だということがバレてきた。すると、もう軍部が出てくるしかない。バイデン政権自体は反乱側であり、アメリカにとっては敵である。敵が政府を乗っ取った構図になっている。アメリカ国債は敵方の借金だから支払はしてはいけないという結論になる。すると、一瞬で中央市場もドルも蒸発する。

アメリカ国債は世界で32兆ドルもあり過去最高。国際金融市場の崩壊=ウクライナ崩壊=バイデンの秘密がバレるということで三位一体で全部繋がっている。3つが同時に起きる事で旧体制は瓦解、18年にトランププーチンで宣言された冷戦終結がいよいよ完成する。

米ソの冷戦は元々イギリス・ロシアの冷戦であり、日本はロシアの防壁として日英同盟を組んでいた歴史がある。しかし、イギリスも崩れ、日本も明治朝が終わろうとしている。時代は決着して前に進む。

西側はウクライナを休戦に持ち込みたいようだが、休戦をすると朝鮮戦争と同じで、西側はまた戦争準備をすることになる。ロシアはウクライナにつき休戦を受け入れないと言っている。その場合、西側は壊滅したくないので、NATO軍が出てきて戦おうかという話がある。しかし、NATOもウクライナに武器を出して武器庫が空っぽとなっている。すると、核戦争という話で、ポーランドがかませ犬としてベラルーシに戦争をしかけてロシアへ核を打ち込むというプランがある。

ベラルーシはこの計画に備え、ロシアはベラルーシに戦術核を持ち込んでいる。今回の偽クーデター未遂事件の後、ワグナーはベラルーシに赴いている。

次の戦争はベラルーシ VS ポーランド&バルト三国となる可能性がある。しかし、これは最後はここまで行かないが、逃げ場のないポーランドだけ潰す為、ポーランドに攻撃を仕掛けさせることはあり得るかもしれない。

事態はいかようにもなるが、世界大戦は止めるとのことで、そこまで行かないだろう。

また、中央アジアもアメリカと組んだ反プーチン勢力が結構いて、生物学研究所も存在する。しかし、今回のブリュゴジンの乱でおびき出されて全員捕まってしまったのではないか?

ロシアにとって乾坤一擲のクーデター作戦だった。

18年7月にトランプ・プーチンで宣言された冷戦の終結が完成へ
金融と軍事を主力にした旧体制は瓦解へ
トランプ氏は第三次世界大戦は止めると言っている

2、トランプ氏が次々に新政策を発表

不法滞在者の子供への自動市民権付与を廃止する

アメリカでは、アメリカの領土で生まれた子供は自動的に市民権を付与するという制度がある。
不法移民が横行するのもアメリカで子供を産めば市民権が付与されて、家族を呼び寄せられる。

これを廃止するというのは非常に重要な意思決定である。つまり、これはアメリカは「移民の国」でなくなるという意味である。
金のためにアメリカに入ってくる人が増えればそれは国は乱れる。アメリカも普通の国になる。すると、アメリカに人々は入ってこなくなる。

セーフ・サード協定、メキシコ残留、亡命禁止、不法滞在者の訴追を復活させる

トランプの言っていることにあり、アメリカ国内に不法移民を入れないという事。アメリカに既に入っている不法移民は摘発するということ。

仮想通貨が問題となっておりバイナンスなどが徹底的に調べられている。不法移民の人たちは口座を持てないので、仮想通貨を使って本国にお金を送金していた。仮想通貨の取り締まりは出稼ぎの人たちの不法な海外送金を止める目的もある。

金をアメリカから出せなかったら出稼ぎに来る意味は無くなる。

さらなる国境の壁の建設
42条の再実施

移民の扱いを厳しくするという国内法

連邦法の執行を移民法の執行にシフトする

突き詰めていうなら、アメリカの法執行体制全体で、不法移民をアメリカから海外へ追い出すということだろう。

追い出すときに国籍が分かればその国に戻すが、犯罪者や何処から来たのか分からない人はグアンタナモに送るのではないだろうか。同じような施設が実はグアム島にもある。

何万人、何十万人、場合によっては何百万人の人がアメリカから追い出される。これをもしかしたら本気でやるのではないか。

人身売買やギャングの話は昔ほど賑やかではなく、取り締まりの話が表ざたになってきている。つまり、これは捕まって片っ端からグアンタナモに放り込まれているのではないか。

アメリカの主権を守ることを国防の中核的使命とする
現在海外に駐留している数千の軍隊を自国の南国境に移動させる

それまであった新興国同士や地域の争いは止まってきているように思う。結局、今回のウクライナ戦争で誰もロシアには叶わないということが明らかになった。戦争にするとロシアの手を煩わせることになり干渉されるから、戦争するとろくなことにならない。

すると、ユーラシア・アフリカ・南米は、最後の整理が終わればお互いに戦争しなくなるだろう。戦争が無くなれば各地から数千人の米軍がアメリカに帰国して、南部国境を守ることができる。

ここ数年、首都圏ではヘリの低空飛行が続いていたが考えてみたらあれは米軍の作戦だったのではないか。そして今、全米の主要都市で州兵が配置されている。戒厳令でも準備しているような気がする。2020年11月にはバイデンが大統領に選ばれたが、この時、内側から出られないように連邦政府を網で囲っていた。トランプの政策には、司法の力を使って連邦政府に居直っている連中を追放するというものがあって、このために、多分、逮捕をしていたのだろう。それ以降、航空局や議会、FRBなど空っぽの組織が多い。

軍は行動が早いので、片っ端から放り込んで軍事法廷で裁いたり、そういうことが起きるのでは。そうこうするためには、誰かが宣言をしなければいけない。プーチンは反乱がおきたことについてクーデター騒ぎに関して緊急放送をしていた。あれをトランプがやるんだと思う。

アメリカの下院ではバイデンと司法省の不正がいくつも明らかになっている。オバマとクリントンも絡んでいて民主党全体の反乱クーデターとなっている。これを軍の力で止める。トランプはいつでもそれができる。

アメリカ市場最大の国内強制送還作戦を実施する

国内にいる不法外国人を過去最大規模で強制送還する。バイデンになってから何十万もの不法移民が入ってきたが、それを追い出す。これは凄いこと。

外国人敵性法を発動し、ギャング、麻薬ディーラー、カルテルのメンバーであることが判明している、あるいはその疑いがある者をすべて排除する

大分やったと思うが、まだ残っている。しかも司法省は動かない。FBIは完全にDSの道具となっている。やはり軍が出てこないと史上最大の強制送還は出来ない。だから全米各地に軍隊がいる。トランプはプーチンと同じように反乱を制圧する。全米に配備された州兵が動き出して悪い奴らをとっつ構える。漫画のようだがアメリカのやることは大体漫画みたいなことが多い。

米海軍を派遣し、麻薬カルテルに全面的な禁輸措置をとる。

第7艦隊だってアメリカに帰らせる。太平洋艦隊はサンディエゴ、カリフォルニア沖から麻薬絡みの事件が多い。

全ての共産主義者、マルクス主義者の入国を拒否するよう政府に命令する。

ここで言う共産主義者は、民主党系のコミュニスト。これを入国拒否させる。グローバリスト・DSは共産主義者であり、これはもう解体で追放ということになる。凄いなと思う。

何度も言うがトランプが個人でやっているのでなく、後ろに軍がいる。なのでやりきると思う。今までとアメリカは全然違う国になるだろう。

加えて、テキサス州のデジタル金貨、BRICSのデジタル金貨

テキサス州の金貨は9月から始まる。BRICSはルーブル、人民元は既にゴールドが入っているらしい。BRICSは現状5か国だが、着々と国が増えてもいいように準備をしている。

金貨が中心となる世界では政府が直接お金を発行するから中央銀行はいらなくなる。金融市場も無くなる。債券なんか人の借金を転売する市場でモラルとしてどうなのかという議論がある。株式も経営の能力もない人間が株が高いの安いの言わせれば経済全体が滅茶苦茶になるのは当たり前だ。

だから、デジタル金貨に換えて中央銀行や民間銀行を廃止して政府に集約するということなのだろう。DSは抹殺でグローバリストは追放ということは、アメリカから追い出されていく国が無い人はグアンタナモに抑留される。凄いことだ。

米憲法修正14条4節

敵国の借金を払わなくてよいという条項がある。つまり、踏み倒しができるという事。日本は最後の一円まで払わされるから、お金の世界で一番被害が大きいのは日本。

3、国内外の体制は一変する

日本も世界も外国の圧力を受けずに、まず自国で自立へ

そもそもアメリカの役割は新天地を切り開くという目的。イギリスがアメリカを使って世界の支配を強化する方向だったが、今回はアメリカがイギリスからの支配を終わりにするということ。また、イギリスとアメリカに頼っていた所は何も残らなくなる。

戦争で脅かされる、必要な時に金を融通してくれない、世界に圧力をかけて彼らの思惑を達成させてきた、これが19世紀から今に続く流れであるが、これが無くなる。この先は、自分の国で自立しない限りは何も始まらない。

これにおいて一番うまくいきそうな国は日本だと思う。今の日本は悲惨な状況。幕末は飢え死にもあったし、戦争末期も似ていた。最近はやっつけ仕事ばかりで新しい事を始められずに押し黙って生きている人が多い。日本はそういう時期がある。戦後は鉄道など事故も多かったし麻薬もあった。今日では猟奇事件やシステムダウンが発生して脱法ドラッグが流行っている。

世界が立て分けとなるのは、この国を再建しようとする人がその国にいますか?いませんか?というのが初めの問いである。例えば、あまり目立たないが、地方再生を日本各地でまじめに取り組んでいる人が多い。地産地消の工芸品や食品、そういうものを開発して売るというのもあり、移住者を増やすというのもある。

地域の為に仕事が出来て大真面目な人は日本全国にいる。なので、初めの問いに対する回答はYESである。この中で行政の金がなくてもやっていける人たちが本当の強さである。

しかし、海外の今までのエリートは欧米志向。この30年40年の発展モデルは英米のシステムにいち早く適応する事、これが成功の条件だった。だからその国のエリートは欧米に与している。それ以外の世界を知らないから、欧米が終わりだと言われても何もできないのだと思う。竹中や小泉などの新自由主義者を代表に、こういう人達は急速に忘れられた存在になっていくだろう。

今までのリーダーには国を任せられないとき、次のリーダーが出てくるかどうか。いよいよ西郷さんのような独立独歩派が出てくるとき。これはポピュリストのような戦争を煽って金で政権を釣って表に出てくるような者はいなくなる。なぜならば戦争の危機は無くなるし、金もばら撒けないので出番がない。

いよいよ世界は本当にしっかりした人が出てこざるを得ない。今日、政治はどの国でも出鱈目だらけ。政治ではなく色々な分野のリーダーとしてこれから台頭してくるのだと思う。企業や地方政府など。
日本以上に世界は多民族国家、多宗教、地域ごとの貧富の格差の問題、これが非常に大きい。

今までの国家の枠組みの中でみんなが支持する次のリーダーが出てこれるかというと、これからは無理だろう。国民国家というシステムは時代の役割を終えたのだ。では何か。もっと小さな単位、市町村の様な単位とならないと人々はまとまらないと思う。

選ばれたリーダーではなく、湧き上がってくるリーダーが結果的に人を動かす、世界は非公式に動いていくことになる。
国全体の自立は難しいことが多く、地域的な自立しか出来ないところが多い。非公式な形で色んな人たちが横に手を繋いで広げていく。指名されて動く人よりも自分からやる気を持っている人の方がはるかに効率的。
今までのように海外から金を引っ張っていくやり方は、一部の人が金を手にするばっかりで貧富の格差は縮まらず、ダメだった。

日本人も水臭くなり非公式なつながりを持たなくなったが、これからはそれ以外に仕事の進め方は無い。ポイントはお互いをよく知っているかどうか。実力を持った人たちが国境を超えて繋がる。

昔、とある外国で社会主義国と官僚的で公式に話がまとまらないことが場合、外(表口)と中(裏口)を繋ぐコンサルタントなどの仲立ち人が必要だった。今後は社会主義国だけでなくて全てこうなるだろう。
社会の二極分化はいよいよ広がり、こういう仲立ち人がいる地域は発展するが、そうじゃない国は難しい。

「地球の歩き方」という本が無くなったが、インターネットがない昔は旅行は実際に行ってみないと分からない時代だった。個人の旅行体験や情報を本にまとめて役立つガイドブックとしたのがあの本だった。インターネットで発展的解消に至ったが、しかし、情報は分断されており役に立つ情報は分からない。そうすると、やはり案内人が必要となる。

ボトムアップのリーダーたちがお互いに知り合いになって金と情報のやり取りをして世界を動かす、こういう時代が到来することを私は予期している。情報はネットにあっても、リアルな人の交流を世界的にやらないとダメな時代がまた来る。

そういう時代が来るとしたら、自分が何者かを語れるようになる必要がある。その為には歴史や文化、宗教を身に着けることが大事。
それと、世界と付き合うには売り物(モノとコト)を持っていないと困る。無い場合は自分の地域でまずそれを開発しなければいけない。

国際的な御用達はこれからもっと大事。世界は日本以上に評判で物事が動いている。日本は品質に対する意識は高いし器用だと思う。また、必要があればその国の言葉を覚えて学ばなければいけない。

来年になると、今までのシステムが崩壊して穴が開いていく。その穴を埋めないと生活も仕事も成り立たないということが増える。
その過程で国内から海外に出て行って解決することも求められるだろう。

日本には「技」があり世界的に見て希少だと思う。クオリティにこだわる民族は多くない。日本こそ、価値観の合う外国人を呼んで、技能者を学ばせ育成し、本国に送り返して世界に貢献できると思う。私はこのやり方がいいのではと考えている。

昨年はコロナ明けが見えてきた。今年は冷戦終結しフルスロットルで加速、今年後半から来年は国際関係の作り直しになる。一番面白い時期である。

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