2024年6月 バリ島 マデウイ サーフィン旅行

2024年6月に初めてのバリ島に行き、初めてのサーフトリップを体験してきました。自身は海外旅行自体5年ぶりです。その思い出を振り返って記事を書こうと思います。

■旅行のきっかけ

何を隠そう、海外旅行については少し募る思いがありました。

遡ること5年前、2019年夏にヨーロッパへ一人旅行する予定でした。そしたら何とですね、出発当日に祖母が危篤に。当日キャンセルとなってしまいました。
そして、次の年からはご存じコロナで行けなくなってしまい、待望の海外旅行となってしまいました。

この間にサーフィンを始めたんですね。きっかけは面白い経緯で、相続の仕事でご依頼をいただいた親友のお父さんが、御礼にサーフボードを下さったんですね。湘南の海が近いこともあり、それがきっかけでコンスタントに遊ぶようになりました。

その時に貰ったロングボード。乗りまくってボロボロとなったので今は処分して無いです

独立して仕事をしてから数年は手探りで試行錯誤していたので、年末年始やお盆も一応休みとは言うものの、仕事をちょくちょくさばいていたため、まとまった旅行が出来ずにいました。

ちょうど昨年2023年あたりから仕事のメリハリがつけられるようになり、まとまった時間を6月に確保する目途が立ったので、サーフィンの修行を兼ねて海外旅行にでかけることにしました。

■目的地とプラン選び

当初は、「サーフトリップ」とネットで検索して見つかった旅行代理店経由で申し込みをしようかな、と考えていました。それもいいのですが、私個人は自由度の高い旅行が好きな人間で、現地で思いつくままツアーに参加したり行動したりするタイプです。加えて、海外だと行き帰りに1日費やすこともあるので、長期滞在しないと勿体ないなという思いがありました。

そんな最中に偶然見つけたのが、ブロガーの前山さんという方がコーディネートする、バリ島のサーフトリッププランでした。

「マデウイサポートプラン」
https://www.lonely-surfer.com/medewi_support_plan

マデウイというバリの空港から車で3時間ほどの田舎町でサーフィンをしよう!という企画で、7泊8日朝食付きのプランです(航空券は自分で手配)。現地でバイクの手配や行き帰りの空港⇔宿の送迎サービスがついており、お値段破格の48,000円!

これだ!と直感的に思いました。はじめは正直、会ったこともないネットで知った、旅行業免許のない個人をたのんで申し込むことに不安もありましたけど(笑)、
前山さんがバリを何度も訪れてマデウイに惚れ込んでいること、ブログで積極的に情報発信されていることを決め手に申し込みました。

そして、結果的に大正解でした。

■日本出発~マデウイ到着まで

・航空券

成田空港からバリまでガルーダインドネシア航空の直行便をとりました。13万円位ですね。後の反省点で触れますが、経由便を使わなかったのは、ボードの取扱いが不安なので直行便の方がいいかな、と安直に考えただけです。所要時間は8時間なのでオーストラリアに行くのと同じくらいの時間ですね。

行きは自家用車で自宅から成田まで移動。大体2時間30分位かかります。ミッドレングスは自分のコンパクトカーの車内にギリギリ収まりました。

・バリへ到着

到着したバリのデンパサール空港(ン・グラライ空港)。荷物を受け取って夜9時ごろ。外に出ると送迎のドライバー、ディーディーが待っていてくれました。すぐに車に乗り込み宿まで案内してくれました。

現地で初めての飲食 ディーディーがおごってくれた

宿につくと、支配人であるウサンと奥さんが迎えいれてくれました。宿はゲストハウス(日本で言えば民宿)です。手土産に成田空港で買ったカステラを渡したら奥さんが喜んでくれました。

右側がゲストハウス支配人のウサン 本業で不動産業を営んでいるそう

ウサンの本業は不動産の会社オーナーらしくて、このゲストハウスの経営を副業でやっているようです。
子供が3人いて、その長男はマデウイのビーチでドローン撮影をサーファー相手にやって稼いでいるそうです。
希望があればKENの撮影もするよ!と言われましたが、撮影に耐えられるレベルのライドが出来る自信がなかったので(笑)断りました。

ウサンは日本語がうまいです。ウサンの奥さんは英語が達者です。ですので、現地滞在で意思疎通に不安はありませんでした。
マデウイの人たち全般、キチンと人の話を聞こうとしてくれる態度をもってるので、伝えたことを適当にごまかされるということはありませんでした。

ちなみに、60人以上これまでマデウイサポートプランで日本人が来ているけど、あなたが最年少(36歳)だよ!とウサンに言われました。
まあ、湘南の海でやってても50~60代がサーファー年齢のボリュームゾーンという感覚が有るし、サーフィンが若者のスポーツって印象あんまないんですよねえ。(もちろんうまいキッズとかいるけど親がサーファーとかプロ志望の界隈の人って感じ)

日本からはミッドレングス7.2feetを持ってきました。今年買った安いボードです。まあ結果的に荷物になったので持ってかなくても良かったかも、と振り返って感じましたが。

日本から持ってきたミッドレングス7.2feet シングルフィン

自分や予約したプランは朝ごはんがついています。

朝ごはんは軽め ヌードルにたまご乗せご飯など

ディナーも申し込めば7000円で奥さんが7日間作るよ、と初日にウサンから言われたのでそれに申し込みました。(まあ本当はワルンで食べる方が安くはなりますが、そこは応援の気持ちで)

夜は朝より豪華

また、田舎町なのでお店や海に行くには足が必要です。そのバイクも料金内で滞在中貸し出してくれます。
もちろんサーフキャリアつきなのでボードの移動も問題なし!

宿から借りたモーターバイク 125ccかな?
ノーヘルでバイクに乗るのは新鮮

■マデウイでのサーフィン

・ビーチの模様

ホテルからバイクで3,4分飛ばせば、すぐに目的のマデウイビーチに着きます。

純粋な観客もいないことはないが、ビーチサイドにいる人はほぼサーファーかなあという印象。

ビーチの真向かいにホテル、レストラン、ボードレンタルショップなどが密集しています。特に、ビーチ真正面のレストラン2軒は、席からビーチを間近に眺められます。陽の光を浴びながら美味い人たちのサーフィンを飲み物片手にくつろいで見ることができます。

ビーチの目の前にホテルが4,5件程あります

サーファーの人種を見ると、現地ローカルのキッズやユースがまずいて、ビジターだとオーストラリア人が多いイメージ。あとはヨーロピアン。アジア系は韓国人と日本人がごく少々、でした。オーストラリアって波イイのに自国じゃ満足できないんですねえ。

なお、ビーチを歩いているとローカルの地回り(言い方が失礼だけどそうとしか表現できない)の人がチャリティーのTシャツを買ってくれと声をかけてきます。
このTシャツは宿のプランに含まれているので「Medewi Sunset Terraceに泊まってて、オーナーのウサンから買ってるよ」って言うと逃れられます。まあウサンがTシャツ渡してくれたのが4日目で、それまでの間は絡まれてましたが(笑)

・現地の洗礼

上の動画を撮ったのが到着3日目の時点です。何を隠そう、お恥ずかしいながら到着後3日間(1日目は移動で深夜到着につきノーサーフ)は海に出ても1回も波に乗れませんでした。。。

動画見ても分かるように波の高さが頭以上(2M以上)あるんですね。そうすると波の流れ(カレント)が強くて沖に出るまでにものすごく体力を使うんですよ。ポイントまで着くとゼエゼエになっている。
それと、慣れない岩場のブレイク(リーフブレイク)(湘南は砂浜のビーチブレイク)で、波が大きい時はうねりから一気に崩れるんですね。するとテイクオフを素早くしないと崩れた波と一緒に海面に叩き込まれてのまれます(ワイプアウト)。

でも、これらって詰まるところ僕の実力が本場の波に分不相応だからなんですよ。だって上手い人は同じ日にサーフィンできているんですから。
でもそれでも敢えて言いたいですね。仕方ない、台風でもこんなにパワフルな波を湘南では経験したことがないから!

何より到着してすぐってテンションが上がっているじゃないですか。だから、何か海に出ずにはいられず、海の中をもがきまわっていたんですね。そしたら、地元の人から宿主のウサンに連絡があったらしく、Whatsapp(日本でいうLINE)のメッセージで「危ないから入らない方がいいよ」って注意を受けました(笑

まあ、情けなくて悔しくて。そしたらですね、3日目からドンドン波が小ぶりに収まってきたんですよー

体力も2日間で消耗してしまったので作戦を練ることにしました。プランを組んでいただいている日本の前山さんに連絡をとり(本当はもっと早く連絡したかったがSIMトラブルなどで数日かかった)、マデウイで波を掴むコツを教えてもらいました。

・作戦を練る

4日目から波の高さが頭、肩以下になってきました。
波が落ち着くと、今度は初級者~中級者が海に出るので、波をとるポイント(ピーク)に人が10人~40人溜まります。問題はこのマデウイレフトはリーフブレイク。リーフブレイクはピークが基本的に同じポイントで限られているので、みんな波をとろうと奪い合いになるんです。

マデウイのレフトは乗れれば100メートル以上ロングライドできますが、大体はピークから誰かしら乗って来るので波の手前の端(ショルダー)で待っていても無駄。
ですので、混雑時には沖から早く波を取れるよう、3日目からロングボードを借りました(1日1000円程)。
結果的に最終日近くはかなり緩慢な波の割れ方になってきたのでロングで正解でした。

上手い人が正しく乗るとこんな感じ

それと、前山さんから楽しむためのコツはピークを避けてセンターへ行くことと教わったので、レフトの奥のセンターにポジションどりすることにしました。

・コツを掴んで乗れるようになる

レフトは人が溜まっていても、その先のセンターはきれいに割れる時でも人が全くいません。
まあ、それなりにワイドにブレイクしますが、大セットが来るときはレフトまできれいに繋がることがあります。すると、結果的に超ロングライドが出来ることを発見してその味をしめました。

ただし、センターは水深が浅い(ボトムがシャローな)ので波のブレイクが岸寄り(インサイド)の時に注意。あまり岸側で波待ちすると、不定期に来るデカ波に巻かれたとき危険でセット以外は乗らない方が吉だと心得ました。

ちなみに、一般的なセオリーである人が少ない時間帯である早朝と日没前を狙っていきましたが、早朝はでも10人位はピークに人が溜まっているんですよね。一方で、日没前はかなり人が引くので快適でした。朝より夕方です。

徐々に慣れてきて最終日は7,8本乗れるようになりました。でも、本当は乗れる波も結構逃していたので実力不足を痛感しましたね。

・危険な玉石

玉石は切れ味鋭くかなり厄介。リーフブーツ履いていても痛いです。また、不規則に大小の玉石が連なっており、パドルアウトする時にフィンやボード、足を石にぶつけないように注意です。
戻ってくるときも玉石を通って岸に上がるので、必ず波に注意が必要ですね。波がパワフルなので後ろからインパクトを喰らって、海中に顔面を叩き込まれたらシャレになりません。
波が激しいときは河口エリアから行き来したほうがいいです(ピークまでパドルに時間はかかりますが)。

十分注意したのですけど、何回か波に煽られて左足のスネと右足の膝を岩にぶつけ流血しました。
まだ跡が残っています。ウェットスーツはショートジョン(半ズボンタイプ)を持参しましたがロングジョン(長ズボンタイプ)が良かったかもです。

玉石と言っても丸くなく表面がギザギザしているので痛い!

自分はショート乗らないので関係ないのですが、レフトが混雑している時はショートボーダーはライト側に行った方がいいと感じました。
レフトはメローでタルい時はショートは乗り辛い時があると思います。一方で、ライトはビーチブレイクでしっかり割れ、人も分散するので波数が乗れるでしょう。

・日焼け

赤道に程近いバリ島は、日本より陽射しの強さが2倍増しです。ウォータープルーフの日焼け止め塗っていても日中1―2時間サーフィンすればガンガンやけます。長袖ラッシュガードを着ても、顔、手の甲、膝の日焼けはなんともなりません。
ただ、自分はもともと旅行前から地元でサーフィン焼けしていたので特に深刻にはならなかったです。まあヒリヒリ痛くはなりますが火傷にまでは至らない。日焼けしても痛みの感覚が鈍くなってきていることに歳を感じます(笑)

日焼けした顔を撮ったつもりですが、自撮りが美白モードになってるのであまり分からない(笑)

■宿について

Madewi Sunset Terraceは全部で3室あります。敷地奥の建物2階がマデウイサポートプラン専用の部屋だそうです(もちろん、予約がないときは他にも貸し出しているのでしょうが)。
その他の2室はBooking.comとAirbnbで予約したお客さん専用の部屋らしいです。ただ、部屋は狭くて割高だからあなたの所が一番お値打ちだよ、とウサンの奥さんが言っていました。

中庭にはパティオや東屋があります

写真では見えていないですが冷蔵庫があります。

現地では水道水が飲めないので、飲料水が必要です。部屋にはありませんがウォーターサーバーがパティオのキッチンに置かれていて自由に飲めます。

ベッドは2つあります。1人旅行なら十分な広さ

アメニティーは石鹸とバスタオル位なので、歯ブラシやシャンプー、ドライヤーなどは自分で用意する必要があります。

窓から広がる一面の農園風景

夜中に部屋から鳴き声が聞こえる時があるんですがネズミかと思います。それと、原因不明ですが、なぜか数日部屋がアンモニアのような臭いが充満する時がありました。

■言葉について

英語が出来るならドローカルのお店や飲食店以外はどこでも通じます。

全く通じなかったのはフラッと入った地元民向けのローカル食堂のおばちゃんと、SIMカードを買った地元携帯ショップのお嬢さん、ゲストハウスで朝食を作ってくれる給仕の女性(ウサンファミリーの女中さんかな?)でしたね。

日本語も喋れる人が多い印象ですが、個人的な過去からの経験則で、日本語で相手側から喋りかけてくる人たちはボッタくる意図があるかもしれないので基本警戒します。

自分は全く予習していなかったので言う立場にはありませんが、インドネシア語で基本的な挨拶や数字の読み方は出来ていた方がよいでしょうね。

■ゲストハウスの旅行客との出会い

Medewi Sunset Terraceはゲストハウスなので、Booking.comやAirbnb経由で宿泊していた他の旅行客とも挨拶ついでに少し会話をしました。

一人目はドイツから来た海軍退役軍人のクリスチャンという60歳位の人。娘さんと2人で来ていました。
ロングボード(パフォーマンスタイプ)をドイツから持ってきたようです。トランジットの飛行機でここまで800ドルで来たそうです。マレーシア→中東→デンマークと乗り継いで帰るんだとか。しかし、チケットが安い!

自分の滞在4日目に帰国されましたが、これは後でウサンの奥さんから聞いたのですが、当初3泊で申し込んでから延泊延泊・・と、総日数1か月以上泊まっていたようです。リタイア生活でサーフトリップ、恰好いいなあ。

サーフボードをマデウイでリペアしたのだとか。マデウイのビーチ沿いのリペアショップで2000円位でリペアできるよ!しかも夕方に預ければ翌朝には出来てるよ!と教えてくれました。良い情報を聞きました。

二人目は自分の滞在5日目にオーストラリアから来た20代前半のカップル。女性と話しましたが、オンライン講師をやっていて仕事をしながらバリを転々と旅行しているそう(ワ―ケーションでしょうかね)。
Medewi Sunset Terraceには3日程泊まって、その後ウルワツというサーフスポットに移動するのだとか。移動の厄介になるのでボードはレンタルで済ましているのだそう。

共通しているのが欧米人はバカンスの習慣があるので1か月位平気で皆さん滞在するんですよね。こちらの滞在が1週間と伝えると口々に「短い!」って驚かれました。欧米人の休みが長いのか日本人の休みが短いのか。
自分は生粋の日本人なので1週間以上家空けてたら仕事の事とか周りの目線とか色々と不安になっちゃいますね(笑) 自分には日本人のワーカホリックな血が流れているんでしょう。

出会いではないですが、自分が部屋を出て行った後、今度は7月に千葉県から60代のサーファーが来るのだそう。その人はリピーターでこのMedewi Sunset Terraceに何度も泊まっているのだとか。ウサンの奥さんが言っていました。こうしたリピーターに愛されている宿だということを知りました。スゴク納得です。

■食事について

ACKという日本でいうケンタッキーのようなファーストフード店
フォークやナイフがないので手で食べろ、ということ このセットで200円

タイ料理やベトナム料理など日本でエスニック料理を食べに行く人は大丈夫だと思います。日本より絶対美味しいです。

ナシ・ソト、ミーバッソ ビンの調味料サンバルがこの世のものとは思えないくらい辛い 飲み物含め600円

インドネシア料理の味付けはそこまでどぎつくない。まあ自分が連日体を動かしていてしょっぱいものや濃い味のものを体が欲しがっていたかもしれませんが。

米料理がメインだから日本人に馴染みやすいのはあります。あと、自分は辛いもの好きなんで、食べ応えあるものは多かったです。

シーフードランチプレートとミーバッソ、バナナジュース


食堂で出されるサンバルとか有り得ないくらい辛いので、辛いのが苦手な人はきちんと尋ねた方がいいです。

コンビニで売っていたサンバル いくつか辛さにグレードがある

それとコンビニに行くとすぐ分かりますが、飲食物はとにかく甘い飲み物、甘い御菓子、果物が多い!
ブラックコーヒーですら砂糖が入っている。。。

看板に偽りあり

それと、本場のマンゴーを食べたかったのですが時期じゃないのか売ってませんでした。一度買ってみたい、実ごとまるごとドリアンもなかった印象。

マンゴーと間違えてパパイヤを買ってしまう


自分は甘いものをあまり食べない人間なので、ポテチとか間食に食べていました。

ペクタタンの果物屋で買ったバナナとパイナップル。合わせて250円!
バリコーヒーは味わい深くておすすめ!
ビールは250-350円位するので安くない

■サーフィン以外の空き時間

早朝と夕方にサーフィンするので日中はフリータイム。ベットで休んでもあまり何故か寝られなかったので、気分転換にバイクで周辺を散策したりしました。

30km位ドライブしてバリアン(ここもサーファーに有名なビーチ)まで行ったり

バリアンのヒンドゥー寺院

山間のヒンドゥー集落に行ったり

山間部の棚田
これは由緒あるお寺ですね

連日の波乗りで体が疲れたらビーチ沿いのMagic Hand Massageでマッサージ受けるのがオススメ。1時間1200円位で本場のマッサージを受けられる。2回受けましたが、速攻で疲労回復します!

写真はGoogle Mapsより

■その他 滞在した町の様子など

爆音コーラン
・マデウイはムスリムコミュニティー

マデウイビーチがあるのはバリ島のプルカンという地区なんですが、ここがムスリムコミュニティーなんですね。1日5回の礼拝があり、各時間帯、通り沿いのモスクにあるスピーカーからコーラン詠唱が爆音で流れます。そして、宿の室内にいてもハッキリ聞こえます。朝5時から礼拝があるので朝はその音で起きること請け合いです。

・日常使いはレストランよりワルンがいいかも

宿の小道沿いに2件レストランがあり、雰囲気も良く食事も美味しいですが、周辺のワルン(安食堂)に比べるとかなり値段が高めです。節約型の人は海沿いの街道まで出てローカルのワルンを尋ねるのが吉。

周辺レストランの1件、ラスタカフェ
ラスタカフェにて。シーフードミックスプレートとバリコーヒー。 1200円程

レストラン・食堂ですが、外国人価格でボッタくられることは殆どないと思います。
これまでの自身の海外での個人的経験からなんですが、ムスリムの人からお金をボられた事は無いので僕は信用しています。

・金銭面でのトラブル

皆無でした。釣銭詐欺など心配なら、ローカルの雑貨屋ではなくコンビニで買い物すると良いと思います。
日本と同じで商品は定価で売られていて、バーコード読み取り金額はレシートを出してくれるので。

コンビニはバイクで10分程飛ばしてペクタタンの街のコンビニを利用するとよいです。ここのATMは手数料がなんと無料です。

ただし、滞在中5回引き出しをして1回、現金が切れたからか引き出し出来ないときがありました。
仕方ないので、そんな時はBRI銀行のATMです。金額に関わらず30krp手数料が引き出しの都度かかります。
現地の物価を考えると高いですよね。

・キャッシングのカード

WISEに日本円をデポジットして、現地で必要な都度IDR引き出しをしていました。
2024年現在、海外旅行で現地通貨引き出しは多分WISEが最強だと思います。

Wise(ワイズ)の使い方:ステップバイステップガイド
https://wise.com/jp/blog/how-to-use-wise

■失敗したこと、反省点

海外旅行では何かしらトラブルが起きます。自分の備忘のため残します。

・サーフボードのダメージ

ボードはプチプチで二重巻きにしてケースに入れていたけど、輸送中に出来たと思われる軽微なスクラッチや凹みがそれぞれ1か所できていました。これでもかっ、という位に梱包しないとだめですね。

そうそう。書いてて思い出しました。そのことを宿泊客のクリスチャンさんに聞いたら、隣の建設中のゲストハウスからプチプチ貸してもらえるよ!って聞いて、そこを訪ねて貸してもらう約束をとりつけたんです。
なんですが、いざ出発日当日に訪ねると日曜日で休工日だったらしく誰もおらず、約束をホカされました。
ここら辺は海外あるあるのアバウトな出来事でしたね。

・そもそも車で空港に行くべきだったか

下調べミスで、成田空港P1駐車場で8日間駐車したら駐車料金が1万2千円位になりました!7000円位だと予想していたのに(>_<)そして、ノーマークでしたが神奈川の自宅から成田までのETC代って4000円片道するんですよねー。馬鹿になりません。もちろん車移動は電車より移動時間がかかります。

・ボードはレンタルでもよい?

ショートより長いボードは電車に持ち込めないので車移動だったのですが、考えてみれば自分はボードに強いこだわりは無かったので、現地レンタルにしても良かったです。

ショートボーダーはその点、トラベル向きですね。ショートを扱えるようになりたいと思いました。

たかが板、されど板
・直行便を選択する合理性?

ボードの運搬リスクを考えて直行便を選択しましたが、別に経由便でも良かったはず。
経由便だったら羽田から乗れたので、交通費も削減できたなあ、と。ボードを持ち込むことに拘ったあまり無駄な出費が発生していることに気づかされました。

そもそも、神奈川県民の自分にとって羽田までの車移動はありだけど成田はキツかったです。今後の要検討事項ですね。

成田の公式駐車場料金表 駐車場からターミナルが近いところ程、傾斜がついて高くなる..
・現地でSIMカードが使えないトラブル

何故か分かりませんが、今年に買い替えたSIMフリースマホが現地SIMを入れても通信できませんでした。きちんとショップで外国人用の登録手続きを店員さんにしてもらったのに。曰く、SIMではなく携帯端末の問題だと。返金してくれたから良かったけど、宿のWifiもしょっちゅう途切れるので通信は不便でした。
デジタルデトックスでいいや、って自分は開き直っていましたけど、これも原因を調べないとですね。

25GB 2000円のプリペイドSIMをショップにて返品

■総括

5年ぶりの海外は新鮮ですね。閉鎖的な地元を離れて久しぶりに海外でオープンな気分になれました。すっかりリフレッシュ。
自分は自営業ということでその地の利を活かし、GW・夏季休暇を削って6月に割り当てられました。これは幸運なことです。

肝心のサーフィンレベルは目に見えて向上!という実感はないですが、今まで漫然と波乗りしていたときには見えなかった課題が見つかりました。イイ波に乗れるから勝手にいい動きが身につくわけではないです。
この課題の部分を忘れないようにして日本でトレーニングし、また来年戻ってきたいですね!

(とはいいつつ、まだ熱が冷めていないので、都合がつけば今年どこか短期でサーフトリップ行くかも)

タイトルとURLをコピーしました